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RX-7 FD3S

タービンのオーバーホール

RX-7 FD3Sのシーケンシャルツインターボは他とは違い、アクチュエーターとECUによりコントロールされている精密部品です。

精密が故にオーバーホールも最新の注意をはらって行われます。

ボルト一本とっても焼付きにより容易にははずれません。熟練された技術が必要とされます。

​タービンオーバーホールに必要な交換パーツは、現在ではほぼ入手不可能ですが、独自ルートと代替パーツの調達に成功し、日本でも数少ないオーバーホール対応ショップとなっております。

​タービン横から

​タービン横から

​コンプレッサー側の羽も少しの欠けや歪みも許されません。オーバーホールされたタービンでは、この羽根にエアを吹きかけると勢いよく回転します。

また、軸をゆさぶってもガタツキは皆無です。

フロントパイプ結合部

フロントパイプ結合部

結合部は完全に面出しし、真鍮ブラシにより磨き上げます。真鍮被膜が形成され、防錆効果を発揮します。

タービン OH工程の一部

タービン OH工程の一部

中央はスラストメタルが入ったところの工程。

​これからオイルシールの要となるゴムリングの装着、シーリング材の塗布が行われます。

交換するインナーパーツ

交換するインナーパーツ

要となる部品は全て新品に交換します。

ここまで細部に渡りパーツ交換しているショップはないと思います。

​中でもメカニカルベアリングやスラストメタルは性能に大きな影響を与えます。

タービンを分解した所

タービンを分解した所

各部品は完全にばらし、付着しカーボンや汚れを徹底的除去。

​タービン側ホイールには、超耐熱塗装が施されます。

徹底したオーバーホール

オーバーホールの要となる、スラストメタルや、フローティングメタル、メカニカルシール、Oリング他多数に至るまで、新品に交換しております。
 

最近では「ブーストの上がり方がスムーズになった」
「セカンダリー切り替わり時に鋭さが出た」などのご感想を頂いております。

バブル以後の景気後退に伴い、残念ながらFDも初期型から最終型になるにつれ、
コストカットの影響でしょうか、装備の簡略化、各種部品の質の低下がみられました。
タービンも個体差はあるでしょうが、アクチュエーター塗装の焼入れ廃止やタービンホイールの小径化、
タービン内のシール材の一部に樹脂が使われるようになる。
他、目に見えない部分の変更はあると思われます。
N3A1、N3C1はタービンも大きく強度もあります。


 

下記作業をし、細部までオーバーホール致します。
タービンの状態を含め列記。

・タービンは、徹底的に各パーツ1点1点に至るまで、分解洗浄しております。
・錆や汚れなどは専用エンジンクリーナーや真鍮製ブラシにて、ほぼ完全に除去。
 特にタービン側ホイールは見えにくい部分ですが、排ガスが 直接当たる部分ですので、
 ホイールの裏側やバックプレートは、熱で炭化した汚れ(異物)が付着し、普通の場合でも、かなり汚い状態です。
 ここにガタや歪みが生じるとオイル漏れや、タービン側ホイールの羽が損傷したりします。

・市販のオーバーホールキットもありますが、フローティングメタルやスラストベアリング、Oリングなどが、
 マツダ純正よりかなり雑な造りです。
 やはりバブル期に開発されたFDの純正パーツは最優秀です。
 リビルドタービンも存在しますが、国産といっても、各パーツは中国製造ですので
 マツダ純正部品とは雲泥の差です。
 またリビルドタービンの多くは、クラックの大きいものを溶接でカバーしています。
 クラックの大きいという事はタービン自体のダメージが大きく、歪みが発生している事も考えられます。
 
・要となる部品は独自ルートで超耐熱、耐振動に優れた精度の高いものを入手し、採用しております。
 コンプレッサー側のOリングシールも完璧なサイズでないと、オイル漏れの原因になります。

・ウォーターラインは錆防止の為、錆除去後、アセトンにて完全に脱脂した上で、
 アルミニウムを配合し800度まで耐熱性のあるもの噴霧し、コーティングを行います。
・オイルラインには更に良質な鉱物油とシール性能を向上させる添加剤を潤滑させ、性能の向上を図ります。

・コンプレッサー側ホイールは、オイルを入れていない状態で、手で回しても、極軽い力で回ります。
 タービン側ホイールにエアガンで送風すると、とてもスムーズに回転し、送風をやめてもすぐには回転は止まりません
 もちろん、ホイールのガタにつきましては、ほぼ皆無です。

・オイル圧、水圧については、該当回路を完全に密閉し、計器と注入用チューブで、加圧していきます。
 加圧状態でこのまま1時間保持し、漏れがない事を確認。

・コンプッサー、タービンのバラアンスにつきましは、高回転でのブレ確認の為、専用固定台を作成し、超高速ドリルがタービン軸に対し完全に水平になる用にセット。
 超高速ドリルにタービン側ナットを接続し、水平を保った状態で除々に回転数を上げていきます。
 4500rpm/minで30分回転させ、ブレやへんな挙動がないか、慎重に見極めていきます。

 上記テストは全て完全純正で構成され、不具合のない車両が前提の結果です。
 不具合があったり、社外品やECU設定を変えている車両では同結果にはなりません。

このタービンで、RX-7 FD3Sを末永く快適にお乗りいただく手助けになれば幸いです。

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